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ジャガー車値引き塾

その後1989年に、ブランドイメージを高く評価したフォードグループが、25億アメリカドルでジャガーを買収し、フォードの傘下に入ることとなる。その後ジャガーは、同時期に買収されたランドローバーやボルボなどとともに、フォードグループの高級車部門「プレミアム・オートモーティブ・グループ (PAG)」の一翼を担うこととなった。

フォード傘下に入った後には、リンカーンやフォードとのコンポーネントやパーツの共用を進め、かつての人気車種の名前を使ったミドルクラス・サルーンのSタイプや、初の小型車であるXタイプを市場に投入するなど、かつてない勢いでモデルレンジを拡大した。また、2000年からはジャガー・レーシングの名でフォーミュラ1に参戦した。

さらに1933年には、専用設計のシャシーを持つ「SS 1」と「SS 2」を発売しヒットさせ、「SSカーズ・リミテッド」と社名を変更した。1935年には、ボディだけでなくエンジンとシャシーを含む全てを自社設計としたモデルを開発することに成功した。この新型車には今までと区別する意味から「ジャガー」をいう車名を新たに付け、「SSジャガー 2 1/2」として発表した。

このモデルは、同じイギリスの高級車で上のクラスに属するベントレーに似た豪華なデザインと、それに劣らない高性能を遙かに安い価格で実現しており、高い人気を得た。この頃から、高級車製造を事業の中核としていった。上位メーカーに劣らない内外装デザインや性能を、相対的に安価で顧客に提供するというこの手法は、現在まで続くジャガー社の基本戦略の1つである。

弱冠21歳でサイドカー製造メーカーを設立したライオンズは、わずか13年で会社を著名な高級車メーカーへと発展させることに成功した。なお相方のウォームズレーは、事業の拡大に反対し「SSカーズ・リミテッド」への社名変更直前に会社経営から脱退している。

1939年9月に勃発した第二次世界大戦時には、戦時体制下において乗用車の生産は縮小せざるを得なかったが、軍用車両の委託生産などを行うことで糊口をしのいだ。

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