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ランチア・イプシロン値引き塾

ランチア イプシロン
インテリアデザインは、アメリカ出身のデザイナー、グレッグ・ブリューが手がけたものである。メーターやインジケーター類をダッシュボードのセンターに持ってくる(いわゆるセンターメーター)など奇抜な所が目につくが、その恩恵で運転席まわりの物入れが増えるなど、清新なアイデアとセンスに溢れるものであった。

最大のセールスポイントはそのスタイリングと12色の標準カラーに100色まで及ぶオプションカラーで構成される“カレイドス”と呼ばれるカラーバリエーションであった。インテリアのアルカンターラ(人工スウェード)や本革のトリム/カラーと合わせて、膨大な選択肢から自分好みのイプシロンを選ぶことができ、さらにカレイドスから好みの色を選ぶと、注文から2週間以内に実車と同じ色に塗りあげたテッセラと呼ばれるレリーフがお客の手元に届き、選んだ色の具合をじっくり確認出来るというユニークな販売方法を採っていた。 デビュー早々から大ヒットを収め、イタリアンデザインの健在振りを世界にアピールした。

ランチアがイプシロンで提案したコンパクトカーの新たな商品価値は、ヴィッツ、マーチなどに代表される日本のコンパクトカーにも大きな影響を与えた。具体的には外装色のカラーバリエーションが多く用意されるようになったり、デザインコンシャスな嗜好を強く打ち出すなど、「経済性かホットハッチ」の2軸で評価されがちであったコンパクトカーに、新たな方向性を示したと言える。

横置きで前輪を駆動するエンジンは、フィアットお得意の4気筒ファイアユニットで、1.1リットルSOHC、1.2リットルSOHC、1.4リットルSOHC(12バルブ)を搭載していた。1.2リットル・シングルカム版ではCVTや6速MTも選択できた。後にスポーツグレード「エレファンティーノ・ロッソ」がラインナップに加わるとともに、1996年には1.2リットルのDOHC16バルブが追加されている。それに伴いラグジュアリーグレードであった「LX」のエンジンも1.4リットルからDOHC16バルブに変更された。

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